2020年12月に入手した「Switch有機ELモデル」を修理に出すまでの約2ヶ月間の話です。
9月19日
一番最初に異変に気付いたのは「スプラトゥーン3」プレイ中。
ジャイロが効かない。いきなり真後ろを向く。
この時は以前の前夜祭にてタンサンボムを使いまくった影響かと考えていた。
簡潔に書くと、「画面の動き」「アバターの動き」を激しくする事によって威力をチャージできる攻撃手段。
当時Joy-Con(R)を細かく振って使用していた。
特にスプラトゥーンはジャイロ派なので、操作面では大打撃。
Joy-Con(R)の問題だと考え、家の中に眠っていた旧本体のJoy-Conに差し替え。
調子は良かったので、後は時間がある時にJoy-Conを修理に出すつもりだった…。
10月17日
異変、再度到来。
ジャイロだけでなく、ボタン操作の遅延症状も出始める。
具体的には、「スプラトゥーン3」ならジャンプが遅れたり、インクが撃てない(特にボタンを離した判定にならないと攻撃ができない「チャージャー」系は悲惨だった)。
Joy-Conが壊れる事は珍しい話ではない上、その時に使用した物も年季は入っていたので、再度差し替え(2セット目)。
異変が起こるは必ずJoy-Con(R)側で、Joy-Con(L)側は至って通常の動作だった。
10月19〜22日
相変わらずJoy-Con(R)のみ毎日症状が続く為、症状発生中に比較的新しいJoy-Conに差し替えたところ、完全に同じ症状が続けて発生。
入れ替えたJoy-Con(R)は全てジャイロとボタン操作が遅延、Joy-Conを入れ替えても同じ症状が続く…。
ここでJoy-Conではなく、Switch有機EL本体に不具合がある可能性に気付く。
つまり修理に出すとなると、Switch有機EL本体ごと京都へGO。
10月23〜28日
しばらくSwitchとの決別の日々が…と思いきや、こちらには以前使っていた初期型のSwitchがある。
更にNintendo Switch Onlineに加入しているので、「セーブデータお預かり」経由でバックアップしたデータを引き出せる。
バックアップに対応しているソフトであれば、送った後でも問題なく遊べる。
しばらく初期型Switchの様子見とデータ管理をしつつ、発送するものを決める。
問題のありそうなSwitch有機EL本体&付属のJoy-Con1セット(計2本)&サポートセンター問い合わせ時の助言で、症状が発生したJoy-Con(R)1本も準備。
11月3日
初期型Switchでも問題なくプレイ出来る事を充分くらい確認できたところで、本体のアップデート(15.0.1)が配信。
これで直る可能性もなくはないので、発送前に軽く封印していたSwitch有機ELを起動して動作確認。
テーブルモードでは問題なく、TVモードにて変わらず症状発生を確認。
もしかしてJoy-Conと本体の距離が遠すぎるだけ?
…と一瞬思ったものの、初期型Switchでは問題なく遊べる距離。周りの機器の影響も受けていないはずである。
性能が退化する訳がないので、やはり不具合だと断定。
11月16〜18日
色々と忙しかった為、症状確認からかなり先延ばしになり、ようやく公式サポートへ予約。
ポケモンがSwitch Onlineの「セーブデータお預かり」に非対応の為、「ポケットモンスター バイオレット」が遊べないと知りつつ、苦渋の決断で発送した。
11月21〜22日
修理の受付、お見積もりのメールを受信。迅速な対応…いつもありがとうございます。
内容としては「本体のメイン基盤の故障、Joy-Con自体は問題なし」との事だった。
しかしメイン基盤の交換となると、セーブデータの状況が不安になる。
Switchのゲームデータは本体にしか保存されない仕様の為、時によっては修理の際にデータが失くなってしまう事も…。
前述した通り、Nintendo Switch Onlineに加入しているのでセーブデータは引き出せるのだが、一部のゲームは(不正を防ぐためか)非対応。
対応しているかどうかは「ニンテンドーeショップ」「マイニンテンドーストア」の商品情報欄に記載されています。
私がプレイしている非対応タイトルは
データに関してはゲーム界においてトップクラスに重要なものなので、消えるのであれば既に記載しているはず。
一切書いていないという事は…消えないのだろうか?
11月23〜24日
点検完了についてと、発送したという意のメールを受信。
修理の過程により「いつも遊ぶ本体」から解除してあるとの事。
その為、手元にある初期型Switchが「いつも遊ぶ本体」に自動登録されていた。
そしてセーブデータは「お預かり」ができなくとも「引っ越し」が可能なので、初期型Switchでも問題なくポケモンがプレイできる事に気付く。
おそいよお
11月26日
ついに到着!
付けると早々本体アップデートを要請してきた。
本体は最新状態で送り出したので、内部交換の影響だろうか?
初期型Switchのセーブデータのバックアップを受け取りつつ、「いつも遊ぶ本体」に再設定。
「いつも遊ぶ本体」に設定する場合、解除したい本体からeショップへアクセスして自分のプロフィールから解除→登録したい本体でeショップを起動する事で自動で登録してくれる。
そして一番不安だったデータの確認。
残っているだろうとは思いつつも、データが飛んでいたら完全に終わりの「ポケットモンスター シールド」のカセットを差し込み、恐る恐る起動…。
全て残ってました!
今回のケースでは幸いデータに干渉しなかった様子。
それとも本当は消える所を、どうにかして救出してくれたんだろうか…?
任天堂さん、本当にありがとうございます!
最後に「セーブデータお預かり」に非対応である「ポケットモンスター バイオレット」のデータを移し替える。
両方の本体で「設定」から「セーブデータの引っ越し」を選択。
これから遊ぶ受け取り側では「受け取る」を。
データのある送信側では「ほかの本体へ送る」を選択。
受け取り側はこのまま待機。
送信側で移動したいセーブデータのソフトを選択する。
確認したら「セーブデータを送る」をタッチ。
しばらく待機して、受け取り側にデータが送られれば成功。
これでデータの送信は完了。
問題なく続きを遊ぶ事ができる。
データが無事で本当によかった…。
下手すれば、症状が更に悪化→任天堂でもデータを残す事が難しい程壊れる…となっていた可能性もあったと思うと、修理に出してみて良かった。
これからも初期型Switchと共に、愛機として頑張ってほしいものである。