こがねいろのエアブラシ

プロモデラーRGが好きな人のゲーム日記みたいなブログです

ペーパーマリオ オリガミキング 感想

エンディングまで辿り着いたので感想。

前置きしておきますが、ペーパーマリオシリーズでは「マリオストーリー」を動画視聴のみ、「ペーパーマリオ スーパーシール」しかプレイしていない為、若干ズレた評価をしているかもしれません…。

ご了承ください。

 

【後半にラスボス関連のネタバレがあります】

 

ペーパーマリオシリーズ第7作。

キノコ王国をオリガミ王国に作り変えようとするオリーによってピーチ城ごとさらわれたピーチ姫を、今作のパートナーオリビアと共に助けに向かうアクションアドベンチャー

 

 

今作で特徴的なのは、敵の乗ったパネルを動かして戦闘を有利に進める「360°バトル」。

主に縦に4匹のジャンプ用配置、手前に2×2匹のハンマー用配置の2種類。

手数が決まっており、最低1、最高3くらいの簡単なパズル。

手数より少なく整列を完成させても良いが、特にメリットらしきものは無い(むしろ手早く整列させてしまうと、ジャンプが当たらない敵が縦に並んでしまう等の状況に陥りやすい為、無理にこだわらない方が良い)。

パズルの解き方が分かりにくい時は、キノピオによる「おたすけ」でパズルを少し解いてくれる事も可能。

 

ボス戦ではマリオがパネルの外側に移動し、中央のボスに向かって進むようにパネルを動かす形に。

自由にオリビアのヒントが聞ける上、パネルの仕掛けの1つにボス戦について役立つコメントも見れる為、近年のシリーズで多発していた「ボスにやられた後にくるヒントメッセージ」問題は解消されている。

 

微妙に困ったのが、ボスに向かってマリオが出発する位置。

左下スタートになっており、勘違いで1マスズレた場所でルートを確立させてしまうと完全に1ターン無駄になる。

カメラから見て真下からスタートではダメだったのだろうか…。

 

バトル中の攻撃システムは前作&前々作から微妙に変わり、基本の「マリオのブーツ」「マリオのハンマー」は常時選択可能、攻撃力が高いブーツやハンマーは、道中の「?ブロック」や「ショップ」で入手、試合中の選択欄に3個までセット可能(バトル中の入れ替えも可能)で数回使うと壊れるように。

ファイヤーフラワー等のアイテムは使い捨て。

 

 

マップ移動は、近年のシリーズのステージ選択式から、全ワールドを歩いて回れる(マリオストーリーに近い)形式に戻っている。

その分ステージ移動機能は充実しており、移動はそこまで苦ではない。

これ以上充実させてもこんがらがるだろうが、これ以上少ないのはキツそうなレベル。

 

マップ内に「スカスカあな」「救出したキノピオ」「おたから」「?ブロック」それぞれの達成度が表示され、どこに何が残っているのかが一目で分かるようになっている。

また、装備で大体の位置を教えてくれる「キノピオ、おたから、?ブロックチャイム」や、アイテムで位置を正確に伝えてくれる「(キノピオ、?ブロック)センサー」があるので、かなり見つけやすくなっている。

 

 

恒例ながらネタに走ったセリフも多く、コメディチックな部分も。

元ネタのあるものもチラホラ出るが、子供が知らなそうなモノまで出る。 

 

 

シリーズとしては久しぶりであるパートナー以外の「仲間」が付いてくるイベントがある。

仲間が一緒に戦ってくれるのはイベントの最中、もしくは特定のステージエリアに限られてしまう。

仲間の攻撃力はそこそこ高めになっており、攻撃範囲が広いキャラクターが多く心強い。

 

 

ボス戦や即ゲームオーバーする仕掛けの近くにある「セーブポイント」を使わずに向かおうとすると、オリビア、もしくは後ろを付いてくる仲間からセーブするよう忠告をされる(もちろん無視も可能)。

 

唐突にゲームオーバーを掛けたイベントに巻き込まれる事があるが、ステージ移動でこまめにオートセーブされる上、かなり不意打ち方式のゲームオーバーの場合、直前から再開できる選択肢が追加される為、戻し作業は減っている。

 

 

エンディング後は、ラスボス戦闘前のセーブに巻き戻される(クリアデータというセーブはされる)。

ラスボス部屋手前からすぐ外に出れるような処置があり、脱出は簡単になっている。

 

 

 

【以下ラスボス関連のネタバレ注意】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一連の悪事を企てたオリビアの兄「オリー」。

ピーチ姫を、ピーチ城をカミテープに絡めて山まで飛ばし、クッパ軍団をオリガミ兵士に生まれ変わらせ、キノピオというキノピオを折り込んでそこら中に散りばめるという、かなり大掛かりな事を仕出かす。

 

さぞ重苦しい事情が…と思いきや「えっ?」と声が漏れる程軽いもの。

リビアにすら「えっ、そんな事で?」と言われる始末だが、オリガミにもオリガミなりのプライドがある(本人談)のだろうし、それもコメディ要素の1つだと言われればまあうなずける…のだが、本当にその理由単体だとわざわざ城をピーチ姫ごと飛ばす必要があったのか疑問が出てくる。

準備の邪魔をさせない為と解釈できなくもないが…。

 

最終バトル前後のピーチ姫の様子を見ても、巻き添えでここまで連れてこられた感がかなりある。

オリガミに作り変えなくとも良かったのでは…。

 

それでも本当の大目玉はオリーとオリビアの関係性で、マリオがピーチ姫を助けるだけだと普通の王道ストーリーになってしまう為、ピーチ姫のポジションはあまり目立たせられなかったのも仕方ないかもしれない。